2023年飯能新緑ツーデーマーチ開催期間中はシークレットにしていた、なぞ解きイベント「神話の龍と三種の神器」のファイナルステージ、パンフレットに描かれたお札に関するなぞの答えの書いてあるページです。
徐々に答えを見ていただくために、文章の間に大きな改行をいれてあります。
お札の神事のなぞは三種の神器のなぞがすべて解けた方が挑戦できる内容となっています。
※ここでひとつの仕掛けについて説明すると、三種の神器の答えはすべてパンフレットにすでに書かれていました。
各地に設置されたなぞの紙の縁取りが、鏡の問いが緑、剣の問いが赤、勾玉の問いが紫となっていたのに気づいたでしょうか。パンフレットにその色と同じ色で書いてある文字がそれぞれの答えになっていた、という仕掛けです。
さて、お札の部分をアップにすると、
神事を執り行うとはどういうことなのか。
ここで、左のページの飯能神話を読んでみると、
「鏡、剣、勾玉を得、神事を執り行った。すると、神器は消え去り」とあります。
三種の神器のなぞの答えに使われている文字を「消し去る」ことが、「神事を執り行う」ということです。
消し去り方も、鏡・剣・勾玉すべてのなぞの答えをちゃんと指示通りカタカナや数字やひらがなやALPHABETで記入していないと、余分な文字を消してしまうことになります。たとえばお札にはひらがなの「つ」とカタカナの「ツ」があります。ツーデーマーチの「ツ」は消してもいいですが、ひらがなの「つ」は残ることになります。
そのようにして鏡、剣、勾玉のなぞの答えに使われている文字を消し去ったあとのお札はこうなります。
左上から順に読んでいくと、「WHITEな2つならぶまる2ヶしょミぎシたからあイだをよメ」。
普通の文章に直すと「WHITEな2つ並ぶ丸2ヶ所、右下から間を読め」となります。
ここで問題となるのが、WHITEな2つ並ぶ丸がどこにあるのか。
ここで左のページの飯能神話の文章を見てみると、
左上の「飯能神話」の「話」の口2つが丸になっているのが見つけられます。これが1ヶ所。
もう1ヶ所は、龍の慟哭の「哭」。これも口2つが丸になっています。このフォントは口はすべて四角のフォントなんですが、カモフラージュのために「向」や「各」などの四角を丸に変えたりもしています。
この2ヶ所の間を右下からななめに読んでいくと、
「青も事の味ぎを上から寄目」となり、
文章の流れのままの漢字の読み方に変換すると「あおもじのみぎをうえからよめ」となります。
(当日は事を「こと」、味を「あじ」と読んでしまって悩んでいる方が多かったです。あと、「話」から「哭」の間の文章の間にある白文字に何か隠されていると考えてしまった方もいました)
「青文字の右を上から読め」となります。青文字とはなにか。
ここでお札を見てみると、いろいろな色で文字が書かれています。
この中の青い文字は、K・U・う・を・ん、その右隣は、つ・る・ぎ・よ・め
「剣(つるぎ)読め」となります。つるぎを読むとはなんでしょうか。
ここで、パンフレットの表紙に描かれている三種の神器のうち、剣を見てみましょう。
なにやら模様が書いてあります。
そして剣の周りをよく見ると、白や黒の線があるのが分かります。その中で黒い線が右に2本、上に2本あります。
その黒い4本の線で囲まれた部分だけを取り出し、90度反時計回りに回すと、
文字の間に白い線を入れると読みやすいでしょうか。
「ヒントサイトリュウ5回タッチ」と書いてあります。
パンフレットにあるQRコードからヒントサイトを表示してみると、各ページのトップに龍の画像が描かれています。
その龍をスマートフォンやタブレットであれば5回タップ、PCであれば5回クリックしてみてください。
パーフェクトクリアのページにリンクします。
これでコンプリートです!
<あとがき>
なぞ解きに慣れていない方もガチ勢の方もどちらも楽しめるようにするにはどうするか考えた結果、2ステージ制にして、ファーストステージはふんだんにヒントや答えが見れるようにして、ファイナルステージはほとんどノーヒントという形を取りました。なので、ファイナルステージについては楽しくなぞを作ることができましたが、ひとりもクリアできなければやりすぎだし、簡単に解けてしまったら面白くないし…
2021年に開催した「謎の外道と宝の地図」では100組中2組しか解けず、2023年3月11日の震災復興元気市で行った謎解きでも難しすぎるとクレームがあり…
そうこうしながら悩みながら、周りのなぞ解き好きの知り合いにアドバイスをもらったりしながら作り上げた今回のなぞ解きでしたが、結果は1000組以上の方が参加をしていただいて、最終の応募が70名ということで、踏破率7%前後のちょうど狙ったぐらいの難易度にできたのかなと思います。
また来年もやってくださいというありがたいコメントもいただいていますが、さすがに本職ではない人間が片手間で作っているのでネタ切れの感もあります。でもやっぱりなぞを解いた時の達成感や爽快感を皆さんに感じていただきたいので、多分来年もやるのかなぁ…けっこう大変なんだよなぁ…というわけでどうなるか分かりませんが乞うご期待です(;^^)